皆さんは韓国語を習っているとどんな感じしますか?
なんか似てるようで違っているような、ちょっと微妙な感じがする時がありませんか?
日本語にも同義語がありますが、韓国語ももちろんあります。
同義語とは同じ意味でも単語が違うという事です。
同義語:同じ意味でも単語が違う
日本語と韓国語は似てる!
日本と韓国は漢字文化圏だという説があります。
現代の韓国では漢字よりハングルを多く使いますが、漢字から由来した言葉はまだたくさんあります。
日本も漢字とひらがなを混用して使っていますので、この説はかなり説得力ありますね。
二つとも基本漢字を基にした言葉で、単語の意味さえ分かればそのまま置き換えることができます。
幸い語順も一緒なのでそんなに困ることないと思います。
例えば 無理 (무리) 無視 (무시) 気温 (기온) 温度 (온도)…などは意味はもちろん韓国語と日本語の発音が全く一緒です。
上 (위) 階段 (계단) 料理 (요리)…などは意味は同じで発音が似ています。
ちょっとだけ気をつけると上達するのは時間の問題だと思います。
韓国語の同義語とは?
日本語と韓国語は他の国に比べればお互い習いやすいのは事実であります。
違和感が少なくどんどん進んでいけますね。
でも同じ意味でも使う単語が違うことって知っていますか?
基礎編が終わって中級くらいになるとこう言ったのを皆さんに質問されることが多いです。
例えば以下のような文です。
①「地下鉄に乗る」=「전철을(電鉄を) 타다(乗る)」
②「カードをチャージする」=「카드를 (カードを)충전하다 (充電する)」
① SUBWAY ➡︎「地下鉄(日本)」=「電鉄(韓国)」
② CHARGE ➡︎「チャージ(日本)」=「充電(韓国)」
このように英語では全く同じ意味の単語を、日本と韓国では別の単語を選んで使っていますよね。
もちろんこれはみんなの合意で決めたのではなく、自然にたくさんの人が使う単語そのまま固着したものです。
間違ったというよりは不自然になる可能性が高くなり、なかなか直すことが難しそうです。
頭の中で日本語で一回考えてから、そのまま韓国語に変えるだけなのでもっとそうですね。
乗り越える方法は練習するしかないでしょう。
それでは例文を一緒に見てみましょう。
ホットのアメリカーノください。
핫(hot) 아메리카노 주세요. → 間違い
따뜻한(暖かい)아메리카노 주세요. → 正解
韓国でコーヒーを注文する時に「ホット(HOT)」の表現はあまり使いません。
意味は通じると思いますが、「따뜻한 (暖かい)」の方がもっと自然です。


携帯はどこにありますか?
휴대(携帯)는 어디에 있습니까? → 間違い
핸드폰・ 휴대폰은 어디에 있습니까? → 正解
韓国での「휴대 (携帯) 」は「携帯式扇風機」とか「携帯式デスク」などの意味では使いますが、携帯だけで電話の意味は含まれません。


- 핸드 (hand)+ 폰 (phone) = 핸드폰
- 휴대 (携帯) + 폰 (phone) = 휴대폰
コンビニで買えばいいよ。
콘비니에서 사면 돼요. → 間違い
편의점(便宜店)에서 사면 돼요. → 正解
日本ではコンビニエンスストアを頭文字だけ取って「コンビニ」って言いますが、韓国では「便宜店」という単語を使って 편의점と言います。
近くのマンションに引っ越してきました。
근처 맨션 (マンション) 으로 이사 왔어요 → 間違い
근처 아파트 (アパート) 로 이사 왔어요 → 正解
日本のマンションのことを韓国では 아파트と言います。マンションは高級住宅のイメージがしますし、昔は使いましたが今はほとんど使いません。
まとめ
いかがでしょうか。
似てるようで微妙に違うっていう意味がなんとなくわかりましたか。
もちろん日本語を直訳して韓国語でそのまま言ったって意味は通じるので会話には問題ないと思いますが、こういう細かいところまで気をつけるともっと流暢で綺麗な韓国語が話せると思います。
それでは
またね!