皆さんは言語を習う時、一番大変なのは何ですか。
私は感動詞の使い方だと思います。
どの言語も多くの単語さえ覚えれば基礎文章くらいは簡単に作れますね。
でも感動詞 (間投詞) は会話の中で相手の感情や状況に合わせて適切な単語を選ばないといけないので、相当の実力と共に練習が必要なものです。
独立語とも呼ばれる感動詞は、やはり適切な言葉を良いタイミングで使うのが一番大事です。
感動詞の定義
感動詞とは話し手の感動を表す言葉であって日常会話で知らないうち一番よく使われてる表現であります。例えば以下のような例です。


「ああ」「おお」など感動を表す類だけではなく、「もしもし」のように呼びかける表現や応答を表す「はい」、「いいえ」も感動詞です。
韓国語の感動詞
韓国の独特な感動詞
韓国で留学している外国人がテレビに出て韓国語で話すのをよく見かけますが、たまに気になる事があります。
番組の中で出演者たちと握手を交わす時によく感動詞の「アイゴ」をいうからです。
아이고


いろんな疑問が始まったら、またその人の流暢性に感心します。
この単純な三文字は韓国式の文化が一気に入ってる言葉であるからかもしれません。
韓国人である私さえ、この言葉がどういう時に使うか明確に区別ができないのです。
韓国人として本能的に使ってはいますが、言葉で説明するのにかなり範囲が広いからです。
とりあえず「アイゴ」の基本的な意味を見てみましょう。
아이고
① 痛い時、驚いた時、あきれた時、悔しい時
② 泣き声(特に喪中に哭する声)
③ 会って嬉しい時
この言葉は上のようにいろんな感情を表現する数多くない感動詞の中の一つです。
まず一番多いのは③の「誰かに会って嬉しさを表すため」に言います。
아이고! 오랜만이에요. 잘 지내셨어요?
アイゴ!お久しぶりです。元気でした?
面白いのは、③番以外は大体否定的な表現が多いです。
① 痛い時、驚いた時、あきれた時、悔しい時
아이고(아이구)! 깜짝 놀랐잖아!
アイゴ(あいぐ)! びっくりした!
③ もう一つは喪中に泣きながら「アイゴ」を言います。
韓国は伝統的にお葬式で悲しさを体で表現するのが一般的でした。
今は葬礼文化が変わって静かに過ごすところも多いですが、まだ地方の方はこれを続けてるところも多そうです。
これ以外にも子供が可愛い行動をする時に言ったり、友達の中でふざけてる時に使ったりします。
つまり「アイゴ」を適切に使うっていうのは説明できない韓国らしさが表現できるっていうことです。
感動詞の種類
肯定
응 (うん)
옳지 (その通り)
그럼 (そう)
그렇지 (そう、その通り)
否定
아니 (いいえ)
천만에 (いいえ、大丈夫)
글쎄(さー)
嬉しさ・驚き
야호 (やった)
하하 (haha)
앗 (あらっ)
어머 (あら、あらら)
에그 (まったく)
嘆き
허 (へ?ハ?)
맙소사 (oh my god)
ムカツキ
이그 (まったく)
まとめ
いかがでしょうか。
感動詞って言葉自体は簡単でも意味は結構複雑ですね。
一つの単語の中にいろんな意味が含まれたり、正確に定義するのに曖昧だったりしてさっと使うのは難しいと思います。
あと時代の変化に伴ってよく使わなくなった単語もあれば、文字が変形した単語もあるので追いつくのが大変だと思います。
とはいえ、状況による会話を数回練習しながら身につければ、短期間で生き生きした韓国語ができると思います。
それでは
またね!