안녕하세요! アンニョンハセヨ!
YOULOVEKOREAのキムです。
皆さんは海外旅行で初めて食べた物がありましたか。
あったらその感想はどうでしたか。
初めて食べたのにこんな美味しいと驚くこともあると思いますが、
大体慣れない味でいい記憶として残ってない場合が多いと思います。

もちろん日本に来るまでは一回も見た事も食べた事もない野菜でしたので当然だと思いますけどね。
ということで今日は日本人があまり知らない韓国の食べ物について話してみようと思います。
日本人が知らない韓国の食べ物
果物
韓国でしか食べれてない果物が二つあります。
참외(マクワウリ)
韓国では참외と呼ばれているこの果物は、ウリ科のキュウリ属でメロンの一変種の果実です。
スイカと共に韓国の夏を代表する果物であって体の熱を下げるのに効果的だそうです。
味はメロンとキュウリのちょうど真ん中くらいで甘くてサクサクした食感がとても美味しいです。
今は韓国以外の国ではほとんど見かけることができなくて韓国でしか食べれない果物として海外で有名だそうです。
(日本でも50年くらい前はありましたが、メロンの改良と共に生産しなくなくなったそうです)
皮をむいて適当に切って食べますが、場合によって中の種を全部抜いて食べることもあります。
울외 (白瓜) は日本でも食べられる食材で 참외 の親戚みたいなものです。「奈良漬け」などの漬け物に適しているそうです。
同じく참외もキムチや漬け物として食べることがあります。
참외 장아찌 (マクワウリの漬物)の作り方
<日本語字幕で見ることが出来ます>
홍시(柿)
柿は韓国語で「감」と言いますが、これは「홍시」です。
渋い味がする柿を何日間日差しに当てるか、ツボにいれておくと苦い味がなくなってやらかくて美味しいホンシになります。
ホンシは二日酔いにも効くし、消化を良くする成分があるので健康にも良さそうです。
ダイエットにも良いですが、たくさん食べると便秘になる傾向があるので気をつけた方がいいです。
私の知り合いの日本人は韓国でこれを見た瞬間 '食べても大丈夫かな'と思ったみたいですが、食べてみたら柔らかい食感と甘い味がしてとても美味しいと言いました。
ホンシを丸ごと冷凍庫にいれて凍らして食べる「아이스홍시」も美味しくて、年齢関係なく韓国人に好かれている果物です。
野菜
청양고추 (チョンヤン唐辛子)
韓国で焼肉を食べる時、よく出てくるおかずの中に必ずこの青唐辛子があります。
この青唐辛子は「청양고추」と言うとても辛い唐辛子であります。
でも後味が残らないあっさりした辛さで韓国人はこれをいろんな料理に入れて食べています。
生で쌈장 (味付け味噌)をつけて食べたりもします。
청양という地域の名前からつけられた청양고추 (チョンヤンゴチュ) はスコビル値として平均4000−12000くらいで平均の10000に比べるとそんなに高くはないです。
なので日常的に辛い味が楽しんでいる韓国人の食卓に欠かせない食材であります。
家庭では冷凍した唐辛子をチゲや炒め料理に入れて辛くして食べたりもします。
깻잎(エゴマの葉)
エゴマの葉は日本のスーパーにもあるので知っている方多いと思いますが、特有の香りがあって食べれない方も多いと思います。
実際私の知っている日本人の中でエゴマの葉が食べれる人は一人もいません。
日本の三つ葉より強い香りを持っている 깻잎 (エゴマの葉) は韓国の農家では野生動物を追い出す目的で栽培することもあります。

깻잎ケンニップ (エゴマの葉)の醤油漬け
ホウレン草の2倍の鉄分を含めて貧血予防にも良い 깻잎 (エゴマの葉)は魚の生くさい匂いをなくしてくれるので主に魚のチゲなどに使われたり、醤油でつけた漬物や肉を包んで食べる 쌈 として食べられています。
特に醤油漬は唐辛子を入れたり蒸したり家庭によってやり方が少し違うので「お母さんの味」の代表的な食べ物です。
갓김치 (からし菜キムチ)
韓国語で「갓」は芥子菜のことです。
韓国の南の地方の「여수」の特産物でもある「돌산갓김치」として有名な 갓김치 は芥子菜で作ったキムチで辛くてあっさりした気持ちいい苦さが食欲をそそります。

ガッキムチ
白いご飯と一緒に食べたり
焼いた肉と食べたリ
好みによってはインスタントラーメンのおかずとして食べる人もいます。
塩辛
젓갈と言うのは 魚介類 の魚の身、卵、内臓などを塩付けし、発酵させた食品を言います。
場合によっては唐辛子の粉も入ります。
日本ではよくイカの塩辛を「イカキムチ」として読んでいますね。唐辛子が入って辛くしたのがキムチっぽいからそうなったかもしれませんが、元々「김치 キムチ」と言うのは野菜の発酵したものを基本としています。
魚介類の塩漬けものは 젓갈 と言います。
새우젓 (海老の塩辛)
生の海老に塩をたっぶり入れ浸けたものです。
キムチを作る時にも入れますし、韓国では豚足を食べる時にソースとしても食べます。
갈치젓 (太刀魚の塩辛)
日本ではあまり食べられていない太刀魚の鱗と内臓をとり、魚の身を丸ごと塩に漬け2ー3ヶ月間熟成した物です。
主にキムチを作る時に使います。内臓だけ集めて漬けた物はおかずとして食べています。
어리굴젓 (牡蠣の塩辛)
生の牡蠣に塩、唐辛子の粉を入れて2−3日くらい漬けて食べるものです。
서산と言う地域の郷土食として有名で固有名詞のように 「서산어리굴젓」 と呼ばれています。
白いご飯と一緒に食べるとご飯がすぐなくなるくらい美味しいと言うことで「밥도둑 (ご飯泥棒)」と呼ばれています。
まとめ
いかがでしょうか。
上に紹介した食べ物は多くの韓国人が好きな物で私も昔から食べてきた物に基づいていますが、皆さんにはとても馴染みのないものばかりだと思います。
でも味だけは保証できるので機会があったら食べてみたらどうですか。
また韓国の海辺の方か魚市場などに行かれた場合は10種類以上の 젓갈 を食べることができるので絶対試してみてください!
それでは
またね!